- giver(ギバー):人に与え続ける人。
- taker(テイカー):何でも欲しがる人、いわゆるクレクレ君。
どちらが成功者への近道だろうか。
答えはギバーの方。人に与え続けると相手は恩義を感じて与えられた以上のものを返そうとしてくれる結果、与えた以上に増えるのだ。
では、どちらが敗者になるだろうか。
答えはこれまたギバーの方。テイカーに全て取られ、何もかも失ってしまうのだ。
つまり「与える人」というのは成功者と敗者のどちらかになる。
なぜそんな両極端な結果になってしまうのか。どうしたら成功者になれるのか。
「残酷すぎる成功法則」という本で解説している。
残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する
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giverとtakerの関係
giverとtakerは下記のグラフのようになる。
一握りのgiverが成功者としてグラフ右に存在し、中央でtakerとmatcherが普通の暮らしをして、左端にgiverの死体を転がすことになる。
途中にあるmatcher(マッチャー)というのは、giverを助けtakerを懲らしめるタイプの人だ。
このグラフから分かることは右端の成功者が「ギブ&ギブ!与えたらそれ以上に返ってくる!」と強く言う。
その言葉を信じて「giver」になったとしても、左端の敗者となってしまい「話が違うじゃないか!」となる。
一体何が違うのか、どうしたら成功者側のgiverとなれるのだろうか。
成功するgiverは牙を持ちmatcherを味方につける
敗者giverが成功者になるにはtakerに反撃をしmatcherを味方につける必要がある。
コンピュータ上での単純化された計算結果では「しっぺ返し理論」をするのがベストだという結果になった。
- スタートはgiver
- takerに損をさせられるとtakerになる。
- giverにあたるとgiverに戻る。
たったこれだけで人生の成功者になれる。
その上で単なる成功者からさらに高みを目指すなら若干giver寄りにするのが良い。
敗者になるGiverの残念なところ
僕自身が見てきた敗者のgiverというのは、与え方や性格に問題があるように感じる。
- 文句やグチの多い人。
- お返しを期待して与える人。
- 相手にとって不要なお菓子やお土産を強引に押し付ける人。
ギブするとき下心を感じ取れたり、人として付き合いたいと思えない人は敗者になっている。
頑張ったり見栄を張ってまでgiverになろうとしても、時間やお金そして精神を消耗する割に、成功者として回収のめども立たないので、それだったら無理に他人へ与える必要は無い。
お金持ちを目指さないならばmatcherになろう
自己啓発書や成功者の話ばかり目にしていると「giverになろう!」と力説される。
しかし「ほどよく生きていければ良い」と考えるなら、matcherをお勧めしたい。
その理由は2つある。
- 成功者giverとしてのふるまい方が分かったとしても思い通りの行動をできるかは別。
- takerに気を付けろと言われても、人は状況によってgiverにもtakerやmatcherへと振る舞い方を変えるから。
相手がどのタイプなのかを見極めるのは非常に難しい!
今まで生きてきた中で、あなたを騙してきた人のことを考えて欲しい。
- 最初から怪しいと感じた人に騙されたか?
- 友達だと思った人に騙されていないか?
- 良い人だと思っていた人に騙されなかったか?
僕の経験では、悪い人に騙されるより良い人に騙された方が回数も金額も大きい。
「人を見る目が無い」と言われるとそれまでだが、僕が成功者のgiverとしてふるまうのは無理だと悟った(笑)
お金持ちや成功者になりたいならgiverとして振る舞うべきだが、そこそこのレベルで生きてゆきたいならmatcherをお勧めする。
病気治療でも美容目的でもない、遊びに来たくなる鍼灸治療院構想