秋の深まりとともに突然寒くなってきましたね。
そのうえ台風の影響なのか風の強い日や土砂降りの日もあって、鍼灸院に来るお客様は「気象病」という気候の急激な変化による体調不良に悩まされる方が増えています。
さて、こうした環境の変化による体調不良を東洋医学では「寒邪・風邪・湿邪」という3つの邪気が体内に入ったせいであるとしています。
ところが東洋医学の分からないお客様に「体調不良の原因は邪気が体に入ったせいですよ」なんて説明しても「邪気wwwそんな設定の話は思春期のうちに済ませておきなさいよ(笑)」なんて鼻で笑われるのがオチですから、僕もあまり強く熱弁することはありませんでした。
ところが、僕はひょんなことから衝撃的な啓示を受けたのです。
「土田よ、お前は気の存在を広める教祖となるのだ!」
一冊の預言書がメルカリによって授けられました。
教義として便利な東洋医学
東洋医学の良いところは治療法がアバウトなところです。
たとえば「眠れない」という悩みに対して
- 陰虚証=落ち着くための気(陰)が足りず(虚)不眠となる。
- 肝実証=怒りの気(肝気)が多すぎて(実証)眠れない。
という2通りの解釈が成り立ち、さらに肝実証を治療するにあたって肝を弱めるだけでなく、胃や肺の気を強くして対抗させたりと治療法は無限に広がります。
施術者の捉え方や考え方でどうにでも解釈できるところが東洋医学の便利なところであり、流派同士の喧嘩の元だったりもします(笑)
そんなわけで教義にするにあたって東洋医学はとっても便利。
ちなみに道教や儒教など中国の伝統的な考えはほぼ陰陽五行や東洋医学の考え方を元にしています。
僕も先人に倣い、陰陽五行や東洋思想を教義の根っこにすることに決めました。
全ての病を治し不死の力を手に入れた!っていう奇跡の伝承
どの宗教もやる「病人を治した」っていう奇跡の演出。これは鍼灸師と親和性高いよね。
ところが腰痛や頭痛くらいなら他の鍼灸院でも治してるけど、ガンや糖尿病といった病気まではさすがに治したことがない💦
そして当たり前だけど人は寿命が来たら死ぬ。こればっかりはどうにもならないのだけど、この当たり前を覆した実在の人物がいる。
秦の始皇帝
始皇帝は不老不死の薬として有機水銀を飲み続けたと言われている。
金属なのに液体、熱すると血の色になる、鉱物なので寿命が無く永遠に存在できる。
そんな理由から不死の薬に選ばれた有機水銀。
現代人が飲むと水俣病になってあの世行きになるのだが、始皇帝は立派に不老長寿を成し遂げ、最終的に現世にいる必要がなく仙人となった。
死んだのではなく仙人となって天界へ上った!
素晴らしい。
この理屈でいけば、大体の人は救える気がする。
待機児童を0にした、どこぞの地方公共団体と同じような奇跡を感じる。
とりあえずこんな感じで教祖目指すから信者と幹部になってくれる人いたら名乗り出てください。ヨロシクね✨