怪談話を生業とする稲川淳二さんがスマホ首の恐怖を語ったCMありましたね。
ガチーーン!!
って言葉しか覚えてませんけど💦
お化けの恐怖もさることながら、スマホ首の恐怖たるや一生憑いて苦しめられるものなのに、パソコンやスマホはもはや生活の一部😢
なのでスマホ首は誰でもなってしまうものと考え、定期的な予防をすべきです。
特に中高生など骨が成長している世代には深刻な症状となってしまいます。
毎日数分で良いので首の運動をし、ときどき針灸院にて首の疲労をとる治療をお勧めします。
肩こり頭痛からスマホ首、そしてストレートネックへ
スマートフォンやパソコン画面を見続けることで、僧帽筋(そうぼうきん)や胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)という首を支える筋肉は疲れてしまいます。
一方で視線はキョロキョロと画面の中を動かしているので、後頭下筋群(こうとうかきんぐん)という首のインナーマッスルは動かし過ぎによる筋肉疲労を起こします。
これら首周辺にある筋肉疲労がスマホ首となって、肩こりや頭痛に悩まされることでしょう。
スマホ首による肩こり頭痛からストレートネックへ
スマホ首による肩こり頭痛や疲労感であればまだ改善できます。
しかしストレートネックという骨を変形させた状態で固まってしまうと、それを治すのは大変💦
体の状態を知らせる神経は首を通りますから、その通り道である首が変形すると一生体調不良に悩まされることになります。
スマホ首を予防するための後頭下筋群をほぐす運動
後頭下筋群(こうとうかきんぐん)というのは、うなじの上部分で頭蓋骨と首の境目にあり、僧帽筋に隠れている筋肉です。
この筋肉をほぐす方法としては、上下左右に軽く首を動かす運動が良いとされています。
- 首を横に軽く振る(左右45度を超えない狭い範囲でゆっくり)
- 上を意識して首を縦に振る(上を意識して、筋肉を軽く縮ませる)
- 下を意識して首を縦に振る(下を意識して、筋肉を軽く伸ばす)
小さな筋肉であるインナーマッスルをほぐす運動というのは、血流促進を目的としたゆるい動作が適切です。
大きな筋肉をほぐすストレッチ
さて、ガッテンで紹介した運動で小さな筋肉の後頭下筋群はほぐれたことでしょう。
しかし首を支える大きな筋肉
- 胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)
- 僧帽筋(そうぼうきん)
この2つの筋肉は斜めについているのです。
大きな筋肉をストレッチをするなら斜め方向に伸ばすと効率良くできます。
僧帽筋をほぐすストレッチ
僧帽筋(そうぼうきん)と一言に言っても、後頭部から肩そして腰のあたりまで、幅広く覆っている大きな筋肉です。
なので、紹介しているストレッチは「肩から首にかけて」のストレッチです。
胸鎖乳突筋のストレッチ
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)は、のど下にある胸骨・鎖骨・耳の下についています。
痩せている人なら横を向くと浮かび上がる筋肉です。
これは斜め上を向くことでストレッチできます。
さて、この2つの首の運動は、鍼灸院くらさろで隔週木曜日に定期開催している「骨盤力」というレッスンで学ぶことができます。
姿勢を良くすると自信もつきますし、全身のストレッチに軽い筋力トレーニングもできるので、ものっすごくお勧め!!
針灸治療は後頭下筋群を効率よくほぐす
運動やストレッチといった「セルフケアでは足りない部分」を整体や鍼灸治療によってをほぐすことも重要です。
様々な手技でのほぐし方がありますが、特にお勧めしたいのは針治療✨
針だからこその、他ではできない技術があります。
針は後頭下筋群を直接刺激できる
後頭下筋群(こうとうかきんぐん)は僧帽筋の下にあるインナーマッスルです。
なので、指で押すと皮下脂肪や僧帽筋に刺激が行ってしまい、後頭下筋群に刺激を伝えるまで効率的とは言えません。
その点、針ならば直接刺激を与えることができるのです!!
さらに「置鍼(ちしん)」という技術で針を刺しっぱなしにすると、後頭下筋群を刺激しながらも、上腕部や手指をほぐすして血流を促したり、背部や腰部の施術を同時に行えるという点で、とっても効率的に体をほぐすことができます。
肩こり頭痛を感じるスマホ首の状態は、運動やストレッチだけでなく、鍼灸院での定期的なメンテナンスもいかがでしょうか。