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聞きかじり、たれながし

みんなでツッコめ粗探し

起業家セミナーにもいる起業ブレーキべた踏み先生

人生訓・世渡り

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起業家セミナーっていうのは面白いもので、セミナー講師によっては薄っぺらい精神論(スピリチュアル)な人から超現実派の人までいるし、税理士やお金周りの話をする先生など、多くの先生にご登壇いただいて色々な話を聞くことができる。

起業の予定が無い人でも、事業計画書を書いて見てもらうのマジお勧め。

さて、今注目の「カフェを開きたい友人を思いとどまらせる」という話し。この中で彼は起業家セミナーについて「起業精神を後押しされてしまう場所」だと思っているみたいだけど、実際の起業家セミナーにご登壇いただく先生は基本的にそこまでお花畑ではない。厳しい話しもけっこうある。

「辞めたカフェやる!」の友人を説得。現実を突きつける! - マネー報道 MoneyReport

moneyreport.hatenablog.com

 国や都道府県、市区町村等が主催する起業家セミナーは「起業して雇用を増やして欲しい」人達が起業家の卵を後押しする場所です。
甘いビジネスプランを修正したり、起業に向けてのアドバイスはしてくれますが、起業して失敗したその責任は取ってくれません。
ましてやそんな起業家セミナーに行ったが最後。
周囲は起業したくてウズウズしている熱い人達が集います。
そんな周囲の熱にあたれば「俺も負けていられない!ビジネスプランをもっとブラッシュアップして絶対成功させるぞ!」と引くに引けなくなること請け合いです(-_-;

 

 ぼくが参加していた商工会議所主催の創業ゼミナールと、その関連講義で出会った先生で印象に残っている方を2人紹介する。

スピリチュアル先生

話の内容は少なくとも僕にはまるで役に立たなかった(笑) 

  • サーカスの象は、小さい頃は杭に鎖でつなぎ逃げられないようにして飼いならす。そうすると体重1トンを超える成体になっても小さな杭につながれた鎖から逃げられないと思いこむ。
  • 裸足で生活している村に靴を売りに行ったとき「誰も靴の必要性を感じてないから売れない」と悲観的に思うか「誰も靴を履いてないのだから大きなマーケットがある」という前向きな意識で営業するか。

こういった意識高い系の本から引用してきた薄っぺらいスピリチュアルな例え話で終わったコマがある。この回は時間と交通費の無駄だった。

起業ブレーキべた踏み先生

 こちらの先生は見事に的確なアドバイスをくださり心に刺さった。事業計画書を見せて良かったな。と思えた先生だ。

僕はこの先生に2つの事業計画書を見せた。 

  • 太陽光発電
  • 治療院経営

 まず太陽光発電に関しては「ネットで集めた知識で書かれた薄っぺらい計画だね」というのを懇切丁寧な言葉でおっしゃってくださった。当時は単価42円だったし、北海道は梅雨や台風が少なく、気温も本州ほど高くならないので発電量は日本の中では高い方だったからイケると思ったけど一蹴。

次に見せた治療院経営の計画書はダメなものを先に見た効果なのか、やんわりとマシな言葉でダメ出しをいただいた。

具体的にダメな部分のアドバイスはいただいたのだが、上手くやる方法は教えてくれなかった。当たり前だけど(汗)

 

創業ゼミナールに来ていたメンバー

一通りセミナーが終わって修了証をいただいた後、講師と生徒で飲み会をすることになった。メンバーの業種は家具作り・そば屋・介護事業などがいる中で、ちょっと異彩を放つ方がいた。

60万円くらいする電気コンロの販売業を始めたが、売れないのでセミナーで勉強しようと思った。というのだが、話しを聞いているとネットワークビジネス(ねずみ講)に引っかかってしまったかわいそうな人だった。

起業に燃えたギラギラ系に触発されるばかりでなく、ねずみ講の恐ろしさに触れることもある。

 

飲食業がなぜ難しいのか

起業ブレーキべた踏み先生の語った「なぜ飲食業は潰れるのか」という話しがとても興味深かった。まず、飲食業は基本的に原価3割にすると良いのだが、なぜ3割なのか。

これは単純に売り上げを3分割して

  • 広告や消耗品などの経費
  • 食材の仕入れ(原価)
  • 利益・運営費

おおざっぱに言って飲食店はこの3分割にするのが良い。という話しに続いて

  • 君たち原価3割の食べ物なんて食べたいか?
  • 3000円払って1000円の食べ物が出てくるのってどう思う?

 こんなこと言われたらいきなり行き詰ってしまうよ(笑)

原価3割じゃなきゃお金が回らないけど、3割にすると料理で集客できないんだってさ。

そういう意味で、未来食堂を作った人は凄いよね。

起業するなら買って読むべき本『未来食堂ができるまで』

www.cloudsalon.net

未来食堂の凄いところ

本書226ページに売り上げに関する数字が並んでいて、そこに売り上げと原価、原価率が記載されている。2015年10月以降の数字に関して

  • 原価率:26%前後
  • 1日当り売上高:36000~66000円
  • 1か月当り営業日数:20日前後

本当にこれは凄い数字で、しかも従業員ではない人に仕事を手伝わせて人件費を削減する『まかない制度』、冷蔵庫にあるもので小鉢料理を作り廃棄処分を減らす『あつらえ制度』によって、健全な経営が成り立っている。

巻末資料に事業計画書が掲載されているので、起業したい人に勧めるべき最初の一冊はコレだと思う。

「ボリューム満載の事業計画書と各種マニュアルを作れ」って言ってあげるほうが「喫茶店なんて辞めておけ」と言うより説得できる気がするし、これだけの資料を作れたら本気だと思って認めてあげるしかない(笑)

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未来食堂ができるまで
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