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アンガーマネジメントで豊田真由子議員の怒りを制御できるとは思えない

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「豊田真由子議員が秘書に罵詈雑言を浴びせた」というニュースについて、アンガーマネジメントの習得を勧めている動画や記事をいくつか見た。

しかし、秘書が録音したという暴言の音声を聞く限りでは、アンガーマネジメントで対応できる範囲を超えているのではないか。汚言症として治療が必要な障害じゃないかと感じた。

 

【豊田議員の暴言から考えるアンガーマネジメント 怒りの技術 怒鳴る成功体験と怒鳴られる成功体験】

 

アンガーマネジメントとは

大雑把に言えば怒りをコントロールする方法で、怒りの感情が沸きあがったら6秒待つという教えで広まっている。

6秒待つと怒りを理性で制御できる理由として、脳内で放出された怒り物質が吸収される時間が6秒という理論らしい。 ただし、6秒待つと怒りを制御できる根拠について札幌市中央図書館のレファレンスで質問したところ、明確な根拠は見つからないとのお返事をいただいている。


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汚言症というアンガーマネジメントで制御の難しい怒り

汚言症という社会生活を営む上でやっかいな障害がある。卑猥な言葉や暴言を状況などお構いなしに言ってしまうもので、本人ですら止めるのが難しい。汚言症で暴言が出る瞬間の意識というのは息を止めたまま限界まで迎えたときの「呼吸をしたい」という欲求に近いものがある。

ガマンしようと思えばできそうだし無意識というわけでもない。理性で制御できそうな気がするけれど何故か衝動を抑えきれない。そんな感じの障害だと思ってもらえるといい。

汚言症に対してアンガーマネジメントを勧めるということは「限界まで息を止めて、そこから6秒数えてみよう。」とアドバイスするようなものだ。

 

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音声チックの症状「反復言語・絶叫・汚言症」

音声記録で豊田議員は「違うだろー」「お前はどれだけ私の心を叩いてる!」という言葉を3回ほど繰り返し叫んでいるので、音声チックの症状として「反復言語・絶叫・汚言症」の3つが考えられる。

もちろん音声チックでは無い可能性も充分あるので、このあたりは現在入院している病院での検査で何か分かることでしょう。

更年期障害なのか、八つ当たりのパワハラなのか。秘書が無能すぎて怒りがこらえきれなかった説もあるけれど、とにかくあの激しい怒鳴り方は検査が必要であり、入院は妥当な処置だったと思う。

 

札幌市中央図書館レファレンスより、なぜ6秒で怒りを制御できるのかについての回答

アンガーマネジメント協会が流行らせた「怒りは6秒待てば制御できる」という話しについて、図書館のレファレンスで調べてもらったときの回答は下記の通りです。(太字・赤字・青字・改行の調整以外は原文ママ)

 

まず、「アンガーマネジメント」「怒り」「6秒」等のキーワードで、CiNii(日本の論文検索システム)で検索を行いましたが、「怒りのピークは6秒」の根拠となるような論文は発見できませんでした。
次に、同様のキーワードで、新聞記事や雑誌の見出し・本文検索を行ったところ、1件、参考となりそうな新聞記事がございました。
・怒りの正体、知って気配り、「アンガーマネジメント」研修広がる。
(2014年11月21日 日経産業新聞 17ページ)
こちらの記事は、日本アンガーマネジメント協会が行った研修会を取材したもので、
講師をつとめた同協会代表の安藤俊介氏が、講義の中で「人間がイラッとしたときに
放出されるホルモンは、体の隅々に吸収されて6秒前後で消えるといわれる。」
語ったと記載されていました。
(ただし、別記事によると「6秒」という時間には諸説があるそうです)
また、アンガーマネジメントはアメリカ発祥の教育システムであるため、
「anger management」「6seconds」等のキーワードでGoogleで検索を行ったところ、以下がヒットしました。
http://www.6seconds.org/2004/02/05/why-six-seconds-about-our-intriguing-name/(英文)
こちらは、EQ普及を目的とした米NPO法人(日本に支部あり)が運営しているホームページで、「Six Seconds of Neuroscience」という部分に、「感情は神経伝達物質であり、分泌されてから分解・吸収されるまでの時間は4~7秒である」という内容の記載が見受けられました。
ただ、明確な根拠となる論文は見つけられませんでしたので、さらに詳細な情報をご希望でしたら、「日本アンガーマネジメント協会」に直接ご確認いただく事がよろしいかと存じます。
https://www.angermanagement.co.jp/